私は、3年前までカルチャーセンターに勤めていました。
仕事内容は主に事務ですが、スタッフの人数も少ないので、所長の代わりにカルチャーセンターの先生との打合せをしたり、本部との経理処理、生徒さんへの連絡等毎日忙しい日々を過ごしていたのです。
場所はデパートの中の一角、生徒さんの半分はデパートの顧客の方々で、デパートがお客様サービスの一環として外部委託しているのカルチャーセンター、デパートとの調整も多かったですね。
休日はデパートの定休日、土曜日曜はなかなか休めません。でも本社は土日休みの為、皆交代で休みを取っていました。
不定期な勤務状態は、段々と私の体調に変化をさせていたのに当時の私は気が付かなかったのです。

社員の一人が結婚の為に、急に辞めてしまいました。本部からの人事異動はしばらく時間が掛りますから、それまでは所長と社員の私1人、後はパートさん数人で対応しなくてはいけません。
でも、パートさんは家庭の主婦が殆どで、なかなか時間外対応はしてくれず、所長が打合せで外出した時は、講座の先生の挨拶、デパート・本社との連絡、生徒さんの講座準備と休む暇もありませんでした。勿論休日も、所長と2人が重ならないようにするのが精いっぱい、自分の都合で休むなんて無理でした。

そんな事が3カ月続いた夜、自宅に帰って食事をしようとしていたら、急に腹痛に襲われました。
下腹部が痛くて脂汗が出てきます。母も父も驚いて救急車を呼んでくれました。
お腹も固くなって・・・病院に着いて、レントゲンも撮り、いったい何の病気なんだろうと家族3人、深夜病院の待ち合わせ場所で不安な時間を過ごしました。
時間にして30分以上待ったと思います。やっと診察室に入ると、レントゲン写真が前にセットされています。
お医者様が「これがお嬢さんのレントゲン写真です。これ、何か分かりますか」との事。
そうは言っても下腹部だろうというくらいしか分からないので、黙っていると「これはすべて便です。腹痛の原因は便秘です」と言われてしまいました。

便秘って・・・そう言えば、朝も朝食を取らず出社して、スタッフが来る前に教室を開けて、講座の準備。いったん出社すると、トイレは生徒さんやデパートのお客様が中心でゆっくり使える雰囲気はありません。昼食もバタバタと取りながら、講座の打合せ、夕方・夜間講座そして翌日の講座の為の机のセット・・・トイレにまともに行く事が無くなっていました。
やがて排便の気配も気にしなくなっていったのでしょう、これがいつからだったのかも思い出せません。

結局、浣腸を病院でやってもらい、本当にスッキリしましたが、家族には心配を掛けた上に本当に恥ずかしかったです。排便するのは人間として当たり前の行為なのに、忘れてしまうなんて驚き、これもストレスなのかも知れません。
それからは、朝は必ず朝食を取って、トイレに行ってから(例え便が出なくても)出かける事を意識するようになりました。
やってみると、別に会社に一番に出社する必要も無いし、先に来たパートさんが講座の準備もしてくれます。一人で勝手に頑張り過ぎたと反省しましたね。