便秘を治すために最もメジャーなのが食生活の改善。食物繊維やヨーグルトに含まれる乳酸菌など、毎日のように食べ続けているけれど、便秘がよくなる気配がない。食べたくもない物を食べ続けて一向に良くなる気配がしないと苛立ちさがつのります。

便秘に良いものを食べることは正解ですが、不正解でもあります。それはただ単純に食べるだけでは効力はさほどないからです。知っていましたか?食事にはルールがあることを。
やっているようでやっていない確実に排便力がつく食事ルール5選

食生活を改善することで便秘が治るというのは巷でもよく耳にしますが、こんなことで治るはずがないとバカにして残念ながら案外実行している方は少ないようです。便秘の専門医である小林先生や松生先生も推しているので間違いありません。誰でも出来る簡単な事なので今日から実践してみましょう。

1.朝ごはん

朝ごはんを抜く人は20代30代で特に多いです。案の定、便秘の人も実際にかなり多くいます。知っているかと思いますが、腸を動かすためには刺激を与えなければなりません。ましてや朝起きてすぐは腸も寝ているので目覚めさせることが必要です。そのために朝ごはんで刺激を与えてあげるのです。また、腸のぜん動運動は自律神経が深く関わっています。自律神経の一つである副交感神経は腸のぜん動運動を活発化させる神経と言っても言い過ぎではないほど関連性があります。ちょうど朝の6時が交感神経と副交感神経の切り替わるポイントでもあります。朝ごはんを摂ることによって自律神経バランスが整うので後の副交感神経のピークが理想の夜12時にバッチリあってきます。

朝ごはんを摂らないのは太るからとか時間がないとかしっかりとしたバランスのよい食事がとれないからという理由がありますが、それは便秘を治す上ではあまり関係ありません。目的は腸を動かすこと。よって何を食べるとかではなく、何かを食べることに尽きます。よく朝に1本のバナナを食べると良いというのを聞くかとは思いますが、これは時間がなくても簡単に食べられるし、食物繊維も含んでいるからという理由です。これは一つの例で、必ずしもバナナではなければダメということではありません。腸を刺激させるためですからお腹の中に入れるものなら何でも良いわけです。食パンでもいいし、菓子パンでもOK。本音を言えばバランスのよい食事を摂るのが理想ですが、まずはなによりも朝何かを食べるというクセをつけたいものです。もう一つ忘れがちですが、食べる際は座って落ち着いて食べることが大事です。

2.白米よりも玄米

これも誰でも知っているかと思いますが、実行できている人があまりいません。確かに売っているお米はほとんどが白米ですから無理もありません。ただ、便秘の事を考えると玄米にした方が遥かに効果的です。お米に含まれる食物繊維に注目してみると、精製した白米の食物繊維は100g中0.5gですが、玄米はなんと100g中3gと6倍もの差があります。食物繊維は御存知の通り、便の嵩を増やして腸の動きを促してくれる不溶性食物繊維(セルロース)が主です。また、健康にも一役買っていてミネラルやビタミンも多く含んでいます。このことから腸内フローラを良くするためにも玄米にした方が良いというのは言うまでもありません。玄米を食べるのはイヤという方は雑穀米でも十分事足ります。雑穀米は普通に売っていますので白米と同じ要領で買うことが出来るので面倒な事でもありません。白米と玄米には6倍の食物繊維の差があることを考えると今日から玄米や雑穀米にしようと思うのが普通です。それでもどうしても白米が良ければしかたのない事ですが、少しでもいいので白米8に対し2ぐらいは玄米や雑穀米をブレンドしたいところです。

3.1日3食きっちり食べる

ダイエットをしている方や太りたくない人には無縁と思われていますが、便秘を解消させるためには3食きっちり摂ることは有効です。ヒトは体の機能をスムーズに動かすために体内時計が備わっています。定期的な食事をすればするほど腸の動きは規則的になり排便力が付きます。体内時計はそれを学習してくれるのでほぼ決まった時間に排便も出来るようになってきます。
3食摂るのは体内時計に排便を学習させるためと言ったほうが正しいかもしれません。

4.水分はしっかりとる

結論から言うと水は腸の動きを活発化させる効果があります。よく、朝起きてスグに1杯の水を飲むというのは朝の腸の鈍い動きに刺激を与えて活発化させることに目的があるからです。このことは便秘の解消法としては非常に有名なので知らない人はいないでしょう。ただ実践している人は多くありません。効果を実感できないからでしょう。これって勘違いがあります。ただ1杯の水を飲むだけでなく、さらに朝ごはんも取る必要があるからです。水だけだと腸には便の材料がないため活発になっても意味がないからです。ですから活発しているところに朝食を入れてあげると排便力はアップします。そうはいってもん水で本当に腸が活発化されるのかというのは多く方が疑問に思っています。便秘クリニックの松生先生は水で腸が活発化されることを証明できた一人でもあります。大腸内視鏡検査を受ける患者さんに4℃以下の水を上行結腸に入れてみたらすぐに腸のぜん動運動が活発化したということです。では水はどれくらい摂ったほうがいいのか。よく言われるのが2リットルぐらい。結局大腸に行くのはたったの10分の1だからです。ほとんどが小腸へきゅうしゅうされてしまいます。目安は2リットルですが、おおければ多いほど良いです。種類は水道水で問題ありません。水道水に抵抗がある場合はミネラルウォーターでも構いません。ミネラルウォーターはナトリウムやカリウムなどのミネラルが多く含まれています。ただ、独特の味があります。毎日飲むということに重きをおくことが重要です。

5.夕食は3時間前まで

以前の記事でもお伝えしたとおり便秘には自律神経が大きく関わっており、特に副交感神経は消化活動に最も重要な働きをしていくれています。基本的に食事をすると交感神経が高まります。高まったまま寝てしまえば消化とは関係ない交感神経が優位になったままで消化活動はできなくなってしまいます。通常の神経バランスは夜中の12時に副交感神経がピークになるのでそれに合わせて夕食は8時以降は口にしないほうが良いでしょう。勘違いしないでほしいのが3時かなければいいということで10時に食べて夜中の1時に寝れば良いというわけではありませんのでご注意を。