便秘に悩む人は年々増加傾向にありますが、生まれつき便秘だった人はいません。日々の生活習慣の積み重ねが便秘を生み出していることには間違いないでしょう。昔は便秘という固有名詞を聞くことはそれほどありませんでした。現代は昔に比べて食の欧米化や、不規則な生活などが時代とともに変わっているのでこれらが便秘人口の増加と深く関わっているのは明らかです。


 

便秘という固有名詞はほぼ毎日テレビ、新聞や広告で見かけるようになりました。昔は便秘はそれほど注目されていませんでした。ただ単純に便秘の人はそれほど多くいなかったからです。その背景には日本の食事や規則正しい生活があります。
ところが現代では食の欧米化、不規則な生活。昔とは正反対です。便秘になりやすいことをしているので仕方がありません。さらに追い打ちを掛けるように日常のチョットした行動で便秘を悪化させてしまっています。
ちょっとした行動とは具体的にどんな行動なのか、あなたにも該当する項目はあるのではないでしょうか。チェックしてみましょう。

便秘を悪化させる些細な行動5つ

運動不足

腸が動く運動を専門用語でぜん動運動と言いますが、このぜん動運動は腹筋が大きく関わっています。腹筋が弱ければもちろんのこと腸の動きは悪くなり、便を押し出す力も弱くなります。また、ウォーキングでも腸は刺激されます。
実際に運動不足の人は便秘の割合が数値的にも高いです。


 

朝食を抜く

便は食べもののカスですので、食事をしなければ便となる材料はないということです。また、腸の運動は食べ物が腸に入ってきたら起こります。現代の特に女姓は朝食を食べない人が多くなっています。便秘の観点から考えると便の材料がないのとぜん動運動がおこせないというふたつのことが同時に起きているため便秘を助長してしまっています。仮に朝食を摂ったとしてもバランスが悪ければ便を作り出すために必要な食物繊維が足りないため便秘気味になってしまいます。


 

便意のガマン

便意は便が直腸に来ると脳から排便の信号が送られ便意を感じることになります。しかし、朝ギリギリまで寝て時間に余裕がなかったり、外では恥ずかしくてトイレに行けないなどの理由でせっかく便意があるのにガマンして便意が無くなってしまいます。ガマンの回数が増えると、脳からの排便信号も送られなくなり結果的に便秘になります。


 

夜型の生活

排便には自律神経が大きく関わっており、主に副交感神経が腸のぜん動運動の役割を果たしています。この副交感神経は睡眠時に活発しているため夜中に起きていれば副交感神経は活発化されません。自律神経バランスが乱れるイコール腸のリズムが崩れることになり便秘は酷くなります。

 

冷えや水分不足

便秘が起きやすいのは冬の1月2月、夏場で言えば8月です。冬に便秘が悪化してしまう傾向にあるのは気温が下がることによって体が冷えやすくなるからです。寒くなれば末梢神経は収縮します。すると交感神経が優位になります。つまり腸のぜん動運動が抑えられてしまいます。さらに血行の低下、水分を摂らない、外出せず動かないなど、便秘が進んでしまう条件が冬は盛りだくさんです。また、夏場の便秘悪化は圧倒的に水分不足が要因となっています。夏場は自然に汗をかくので水分を多くとったつもりでも不足する状況に陥ります。仮に1リットル摂ったとしても9割は小腸で吸収されてしまい結果的に大腸へいく水分はほとんどありませんので。さらに夏場はクーラーによって手足が冷えて冬同様に交感神経優位になりぜん動運動が抑制されてしまいます。


 

まとめ

一つでも思い当たるフシはあるのではないでしょうか。現代にいる限り、このようなチョットした日常の行動や生活習慣の積み重ねは昔に比べて起きやすい状況下となっています。昔は便秘があまりなかったことを考えると、私たち現代人が便秘を悪化させやすい原因を作り出しているのかもしれません。