38歳/不動産関係
私は中学の時から便秘になり、高校卒業ぐらいから「切れ痔」と「いぼ痔」で苦しみ、手術まで行った酷い便秘もちでした。
ここまでひどくなった原因は、食事改善、サプリ、さらには浣腸など、便秘対策と言われるありとあらゆる事を試してきたことが原因です。
よかれと思ってやっていたことが、知らず知らずのうちに肛門に負担をかけ続けていたのです。最終的にはどうにもならなくなり、手術をする結果となりました。
術後、全ての痔を取り除いたので、痔主ではなくなったものの、当然、その後も一向に便秘はよくなることなく、何日も便が出ない状況になりました。
そのことで固過ぎる便になってしまい、出血を繰り返していて、もう一度手術をしないといけないところまでの危ない経験をたくさんしてきました。
受診の時に、医師にも言われたのですが、便秘体質だから仕方がない。あまり便秘の事を思い悩まないほうがいい。毎日気をつけて生活すれば必ず治るというのも聞かされ少しホッとはしたのですが・・・
手術の話
手術を行うことになったのは高校2年の時です。
中学までは痔の存在に気付いてはいましたが、それほど違和感を感じていませんでした。
しかし、高校に行ってしばらくしてから毎回硬い便のせいで切れ痔がひどくなり、
痛みへの恐怖とあまりの便の固さに便を出せないくらいに発展してしまいました。
最終手段の浣腸で無理矢理排便させるとお尻に激痛が走り便器が血だらけになってしまいました。
もう無理!
限界を感じて、その日は学校を休み病院へ行って診てもらうと、ひどい切れ痔とさらにいぼ痔もあるので手術をして治したほうがいいでしょうということになりました。
女の先生とはいえ、高校にもなると何かと人目を気にする、大人になりかけの頃に人にお尻を見せて治療してもらう屈辱と恥ずかしさはたまらなく恥ずかしかったことは今でも忘れません。
痔が無くなったことには満足しています。ただ、それで便秘が治るかといえばそうではありませんでした。
生活を振返る。なぜわたしだけこんなつらい目に
特に生活習慣が乱れているわけではありません。食べ物が偏っているわけでもないし、野菜が少ないというわけでもない。部活だってバスケをやっていたので運動だってしていました。
それなのにどうして。
便秘になるということに疑問をいだき、いろいろ悩みましたが、なぜか排便時は下痢になることも多く、下痢があると決まって便秘になるので下痢になっているときには次の便秘を警戒しなければならない状況でもありました。
そんな生活が過ぎ今では38になりましたが、自分は便秘持ちであり、便秘体質なのだと病院の先生に言われたことを思い出しその度に自分に言い聞かすようにしています。
ひどい便秘症から学んだ私の便秘対策
これまでの様々なつらい経験を踏まえ、便秘対策としては体が便を出すということを覚えさせる。これに尽きると考えるようになりました。
具体的にはいつも便を出すという緊張感を持って生活するということです。
夜寝る前には明日の朝は必ず便を出すと念じるように頭に記憶させて眠り、
翌朝は早く起きて水を500~600mlほど飲み、軽いストレッチをしてトイレにいくタイミングを図ります。
もし、そこで便意を感じたらそのタイミングを逃さないようにお腹に力を入れたままトイレに行きます。そこで少しでもいいので確実に便を出すようにしています。
時には便意を感じずお腹に力を入れてもオナラになってしまう場合があるのですが、私の経験上その症状はとても危なく便秘の兆候です。
そんな時は、まずトイレの便座に座りとにかく力いっぱい便を出せるかどうかトライします。出なくてもその行動が無意味に終わるわけではありません。その時は無理でも20分ほどすれば出る事が多いからです。
このように毎朝必ず便を出すという緊張感があるかないかで便秘になるかならないかが決まってきます。
こんな緊張感を持って生活しているのは私だけかもしれませんが、この意識が薄れると簡単に数日便が出なくなります。
朝寝坊をしてしまった時は最悪で、慌ただしいせいでトイレで時間を取ることができず、朝の排便がなくなり、悪循環に陥ります。
毎日が格闘で大変ですが、便がしっかりと出て、さらに便がキレイなバナナの形ででたときの爽快感はとても気分よく1日をスタートできます。